日誌

郷土愛をも育む森林環境学習を行いました!!

    9月11日(水)、1年生が森林環境学習を実施しました。

     この行事は、福島県の森林環境税を活用して実施しました。
 本校の森林環境学習は、環境教育一環として、環境問題についての現在の様子や森林環境の現状、環境破壊(森林破壊)を防ぐためにできることを学習する中で、町内の森林を見学し、植林や間伐、伐採などについての理解を深めることをねらいとしています。と同時に、地域の豊かな自然や産業に誇りと郷土愛を育むふるさと教育のねらいも兼ねています。

 今回の森林学習を実施するために、古殿町役場産業振興課の山﨑さん、(株)サンライフ代表取締役の水野さんには、計画作りや場所の提供等で大変お世話になりました。山﨑さん、水野さんは、若者に仕事の機会を提供し、古殿町の活性化させようと努力をされています。。

 はじめに学校において、サンライフ代表取締役の水野さんと林業技師事業部の塩田さんより、林業について、次の(1)~(5)について専門用語も交えながらわかりやすく説明をいただきました。
(1) 「林業」について
(2) 森林のはたらきについて
(3) 木が育つまでの年数について
(4) 山の仕事の内容について
  主伐→地拵え(じごしらえ)→植え付け→下刈り→つる切り・除伐→間伐(10年ごと位)→主伐
(5) 間伐について

 

   次に、サンライフさんの作業場に移動し、実際の作業の様子を見学させていただきました。作業現場全体を上空から確認するためにドローンも活躍していました。

 

 チェーンソーで伐倒した後は、プロセッサという林業機械が大活躍です。あっという間に枝払いと同時に一定の長さで次々と切断(玉切り)が行われました。


 
 切り出された材木は、検知作業のため1箇所(土場)に集められます。1本ずつ、直径の測定を行うのだそうです。直径が25㎝ほどの木材が、柱をとりやすいため、高く販売されるのだそうです。

 
 エンジンの停止している重機の運転席に座らせていただきました。

 
 トラックへの積み込み・運び出しの様子も見学させていただきました。サンライフの従業員の方々が総出で実演や説明をしてくださいました。貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。

 

 

 学校に戻ってからは、山﨑さんより、イラストを用いて山の仕事についてわかりやすく復習をしていただきました。

 
 最後に、山﨑さんより「古殿杉」の「はし」を記念として、生徒全員にプレゼントしていただきました。ありがとうございました。