日誌

出前授業を通し、古殿小・中をつなげます!!

    小学校の6学年の児童は、各小学校において中心的な役割を果たしています。しかし、中学校への入学後、学校の雰囲気や中学校の指導法になじめなかったり、新しい集団の中で人間関係が築けないなど、学校生活への不適応などを起こすことがあり「中一ギャップ」と呼ばれるようなことが問題とされてきました。
 そのため、古殿町では中学校への入学の前に、計画的に小学校と中学校の交流活動(ふるどのコネクション)や出前授業を行ってきました。

 11月28日(水)、古殿小学校6年生を対象とした「算数」の出前授業を行いました。授業者は、古殿中学校の山田教頭先生です。
 「算数」から「数学」への橋渡しとも言える「正負の数」の導入部分の学習が行われました。児童は、「正負の数」を身の回りの様々な場面で見たり・使っていたり・計算しているということを知り、中学校の学習を楽しみにしている様子でした。

 

 「中一ギャップ」とは?
 小学生から中学1年生になったとたん、学習や生活の変化になじめずに不登校となったり、いじめが急増するという現象。ギャップの典型例は、コミュニケーションが苦手な生徒が小学校時の友人や教師の支えを失う「喪失不安増大型」と、小学校でリーダーとして活躍していた生徒が中学校で居場所を失ってしまう「自己発揮機会喪失ストレス蓄積型」であることがわかったといいます。こうした現象を解消するために、中学教師が小学校で「出前授業」をしたり、小学生と中学生が合同で行事を開催したり、など小学生のうちから中学校の教師や先輩に親しんでもらう試みを行うようになっています。